バリ島西部エリアの7種のガーデンイール

ニシキアナゴとチンアナゴ 魚の話
ニシキアナゴとチンアナゴ

今日のバリ島西部の天候&海況

小雨がぱらついています。風なし波無し

予想最高気温:28℃
昨日の水温:29℃

出航時には雨が上がってほしいなあ・・
今年は本当に雨が多い

初潜りは予想外いっぱい

昨日の初潜りでは
マクロチームはアクタウオの群れが出たり
普通&ワイドチームは流れないポイントがビュ~ンと流れてドリフトダイブになったり
予想外のことで皆さん喜んでいただけました:笑

今日はムンジャンガンがなぜか閉鎖らしいので
珊瑚の綺麗なポイントへ
ワイドとマクロチーム一緒に出かけることに
お天気イマイチだけど
何かいいもの出てほしいなあ・・・

今日の水中写真:バリ島西部エリアの7種のガーデンイール

今年は蛇年。
でも、蛇は残念ながら少ないので
ガーデンイール特集:笑

そう言えば・・数年前ガーデンイール流行ってましたよね。

サリダイブ周辺ではたくさんのガーデンイールが見られるので
その7種を一挙ご紹介!!

ガーデンイールはコンデジじゃ撮れないなんて言っている方!
このエリアでは意外と寄れるものが多いので
是非トライしてみて下さい。

撮影おすすめ順にご紹介します。
(要は寄れる順番:笑)

まずは

1)マーシーズガーデンイール

マーシーズガーデンイール
マーシーズガーデンイール

和名:なし(マーシーズガーデンイール)
英名:Mercy’s Garden Eel
学名:Heteroconger mercyae

水深は5m位から
意外と太目

この迷路のような模様が美しい
小さなエリアに密集するように生息します。

マーシーズガーデンイール
マーシーズガーデンイール

上の写真2枚ともオリンパスのTGで撮ったもの
かなり寄れるガーデンイールです。

話は変わりますが
マーシーズガーデンイールは
他のガーデンイールとはちょっと違った生態だと考えられます。

実はこんな風に一穴に2匹一緒に入ったり・・

マーシーズガーデンイール
マーシーズガーデンイール

そして
こんな風に親子でいる個体も
沢山見られています。

マーシーズガーデンイールの親子
マーシーズガーデンイール親子

こちらは親子が引っ込んじゃった時の穴:笑

マーシーズガーデンイール親子の穴
マーシーズガーデンイール親子の穴

かわいい~!

(・・下の方でつながってちゃったりして!?)

ちゃんと調べてみないとわからないんですが

もしかしたら
放精放卵するのではなく
少ない卵を砂の中に産み付けるんだったりして?
そしてしばらく子育てをするのかもと思ったりします。

狭いエリアに密集して生息するのもそのせいなのかな?

誰かに調べてほしいなあ。。。

2)テイラーズガーデンイール

テイラーズガーデンイール
テイラーズガーデンイール

和名:なし(テイラーズガーデンイール)
英名:Taylor’s Garden Eel
学名:Heteroconger taylori

水深は15m位から
まあまあ太目で目立つ子

このエリアで見られるのは
黄色か黄緑色が美しく黒い水玉模様があります。

ほとんどのものがペアそして数個体で集まって生息

テイラーズガーデンイール
テイラーズガーデンイール

黒い水玉模様は背びれにまでしっかりついていて
個体によってはとっても美しいです。

マーシーズガーデンイールよりは寄れませんが
他のガーデンイールと比べるとかなり寄れる方だと思います。

美しく撮って下さい:笑

3)シンジュアナゴ

ムンジャンガン島ではガーデンイールがすごく沢山いるポイントがあり
そのまま「ガーデンイール」と言うポイント名にもなっている場所があります。
そのガーデンイール

スパゲティガーデンイール
シンジュアナゴ

和名:シンジュアナゴ
英名:Pacific Spaghetti garden eel / Whitespotted garden eel
学名:Gorgasia japonica

水深は15m位から
細くて長い子

ずーっとスパゲティイールと呼んでいたんですが
アップで写真を撮ってもらい図鑑で調べたら・・
学名を照らし合わせるとシンジュアナゴだった:苦笑

シンジュアナゴ
シンジュアナゴ

白い点が規則正しく並んでいて可愛いです。

広範囲に群れで生息しているのですが
皆で流れに向かって体を伸ばして捕食している姿は壮観です。

一匹で写真を撮るのは難しいのですが
集団でいるのを撮るのがおすすめの子

ただ、いっぱい居すぎてガイドにはもはや背景にしか見えていない:汗

4)チンアナゴ

ノンダイバーにも一躍有名になったガーデンイール

チンアナゴ
チンアナゴ

和名:チンアナゴ
英名:Spotted garden eel
学名:Heteroconger hassi

水深は10m位から
標準的な太さ

白いボディに無数の小さな黒い点があり
体側には大きな黒い点が2つ・・・と思っている方多いですが

実はもうちょっと下の方まで見えると
おへその部分にも黒い点があります。

なので
大きめの黒い点は左右2つとおへそに1つで

全部で5つ!!

是非機会があったら観察してみて下さい:笑

5)ニシキアナゴ

シャイで観察が難しい

この子もチンアナゴと一緒に有名になりました。

ニシキアナゴ
ニシキアナゴ

和名:ニシキアナゴ
英名:Splendid garden eel
学名:Gorgasia preclara

水深は18m位から
標準的な太さ

金色のストライプが何とも豪華なイメージのガーデンイール
チンアナゴよりも生息域が限られています。

とてもシャイなので写真を撮るのは大変
かなり時間をかけて撮らないとダメかも
(上の写真はびっくりするほど頑張って寄ってる:汗)

よくイラストなどでチンアナゴとニシキアナゴを一緒に書いたりしますが
自然界でもそういう状態は見られます:笑

ニシキアナゴとチンアナゴ
ニシキアナゴとチンアナゴ

なんかちょっと水族館を思い出しちゃう??

この写真を見てあれ?って思った方
観察眼鋭い

ニシキアナゴっの縞模様ってかなりバリエーションがあることがわかります。

1枚目の写真は白と金がほぼ同じ分量の縞
2枚目の写真
右の個体は金色がやや多めの縞
左の個体はほぼ金色でちょっとだけ白い

ニシキアナゴの模様バリエーション
ニシキアナゴの模様バリエーション

お腹の方にはほとんど白い縞がありません。

こんなにバリエーションがあるなんて意外な感じですよね。

金一色の黄金のニシキアナゴが居たりして:笑
そんな訳ないか:苦笑

6)ブラックガーデンイール

次は認知度が低めそして地味なんですが・・
結構たくさんいる

ブラックガーデンイール
ブラックガーデンイール

和名:なし(ブラックガーデンイール)
英名:Black garden eel
学名:Heteroconger perissodon

水深は18m位から
ちょっと太目

あまり近寄れないらしいのですが
遠目から見ると鰓のところにある白い模様がとっても目立つそうです。

なかなか写真を撮ってもらえなくて
ゲストにお願いして撮って頂いた一枚

7)ペッパードガーデンイール

浅場に沢山いるガーデンイール

ペッパードガーデンイール
ペッパードガーデンイール

和名:なし (ペッパードガーデンイール)
英名:Peppered Garden Eel / Enigma garden eel
学名:Heteroconger enigmaticus

水深は5m位から
標準的な太さ

この子もシャイでなかなか近づけないらしい。

めっちゃ頑張った方の写真:笑

ペッパードガーデンイール
ペッパードガーデンイール

目がクリッとして丸顔で結構可愛いのですが
体の模様が細かい点々だけで(ペッパー模様?)
地味だからかなかなか写真を撮る方がいません。

バリ島西部のガーデンイールまとめ

バリ島西部で見られる7種のガーデンイールをご紹介しました。

まだリサーチしきれていない場所もあるので
他にも種類が出てきたりするかもしれません。
(個人的にはゼブラガーデンイールなんかが居てくれると嬉しいかな。)

当たり前ですが7種のガーデンイールは別々のポイントにいるので
計画的に潜らないと全部に会う事は出来ません。

7種制覇したいという方は最低でもダイビング3日間ほしいです。

そして早めにリクエストしてくださいね。

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