今日のバリ島西部の天候&海況
雲は多めですが太陽は元気です。 風なし、うねり無し
予想最高気温:34℃
昨日の水温:29~30℃
天気予報は午後から80%!?
降るよね?降るよね?笑
そろそろ裏庭の水撒きからも解放されそう:笑
この辺りが境界線の魚
いろいろなところでガイドしてきましたが
意外と東南アジアではお魚って似たり寄ったりの種類が見られるので
日本の図鑑で8割は網羅できると思っています。
残りの2割くらいは海外にしかいなかったり
その地域にしかいなかったりする種なので勉強し直したりしている。
実はバリ島に来て初見のお魚と言うのが結構たくさんいます。
日本からいらっしゃる方にとっては見たことない魚のはずなんですが
いっぱいるので正直レア種とは思われないんですが:苦笑
最初のうちはゲストに教えたりしていましたが
「それはいっぱい見ましたよ!」
なんて言われちゃうので
日本にいなくてもいっぱい居たら・・見せなくていいのかな?
なんて迷いが出ちゃう魚だったりします。
あ・・話がそれちゃった:汗
その中でもカラーリングだけが違うとても似た魚がいます。
しかも西のエリアと東のエリアと住み分けている。
そしてどうやらここではどちらの種も観察することができる
すなわち
同じエリアで2粒楽しいフィッシュウォッチングできる魚がいるんです。
その中から今日はニジギンポの仲間をご紹介します。
今日の水中写真:似ているニジギンポの仲間の幼魚
よく似たニジギンポの仲間を数種ご紹介します。
まず、固有種と言うか・・・
この辺りではとても多く見られるスミスファングブレニーです。
和名:スミスズファングブレニー
英名:Smith’s fangblenny
学名:Meiacanthus smithi
写真を見てあれ?と思う方いますよね
多分、日本でフィッシュウォッチングされている方ならそう思うと思います。
実は・・オウゴンニジギンポの白黒版
インド洋・西太平洋中心に生息する種なのですがバリ島にもいます。
私はバリ島で初めて見てびっくりしました。
そして・・・実はオウゴンニジギンポもバリ島にいます。
和名:オウゴンニジギンポ
英名:Forktail blenny
学名:Meiacanthus atrodorsalis
どちらかと言うと優占種はスミスファングブレニーなんですが
たまにオウゴンニジギンポも見かけます。
多分、バリ島辺りが境界線になっていて
ここから西側はスミスファングブレニー
東側がオウゴンニジギンポの生息域なんじゃないかなと想像できます。
そんでもって
日本で潜っている方に聞くと
オウゴンニジギンポの色もちょっと薄目らしいです。
もしかして少しスミスファングブレニーの遺伝子が混じっているのかな?
スミスファングブレニーは個体数も多いので
幼魚もいっぱい見られます。
寸詰まりでコロッとしていてすごく可愛いですよね。
もう一枚
オウゴンニジギンポのYgを撮られた方もいたので
写真載せときます。
ん?あれ?
色が滅茶苦茶薄い気がする?
しかも鰭に黒い縁取りラインまでついてる・・・。
・・もしかしてハイブリット?
う~ん!どっちにしても
どちらも可愛い!!
とにかくとっても近い種である証拠だと思います。
もうひとつ
良くゲストが間違える幼魚なんですが・・・
この子は誰のYgだと思いますか?
スミスファングブレニーの幼魚によく似ていますが
体にラインがあることと
尾びれの両端に黒線がなくて透明なのが違います。
この子の親は
実は・・・・
ヒゲニジギンポ
和名:ヒゲニジギンポ
英名:Striped poison-fang blenny
学名:Meiacanthus grammistes
なんか・・面影がない:汗
でも実は
もっと小さい子を見てみると・・・
面影ありなんですよね・・・。
Babyから幼魚になるとなぜかスミスファングブレニーに擬態?してくる
とっても不思議な魚。
スミスファングブレニー・ニジギンポどちらも牙に毒を持っているらしいし
自分を守るための擬態ではない気がする。
他に何か意味があるのかな??
なんて考えると夜も眠れなくなってしまう:苦笑
誰かご存知だったら教えて下さい。
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